VNCしたい

Raspberry Pi OS Bookworm(Debian 12)以降、Raspberry Pi 4/5シリーズではWaylandベースのWayVNCがデフォルトのVNCサーバーになりました。

WayVNCを起動したい

1# WayVNCサービスを起動
2sudo systemctl start wayvnc
3
4# 自動起動を有効化
5sudo systemctl enable wayvnc
6
7# サービスの状態を確認
8sudo systemctl status wayvnc

WayVNCを停止したい

1# WayVNCサービスを停止
2sudo systemctl stop wayvnc
3
4# 自動起動を無効化
5sudo systemctl disable wayvnc

GUIしたい

デスクトップの設定からVNCを有効にします。

  1. PreferencesRaspberry Pi Configurationを選択する

  2. Interfaceタブを選択する

  3. VNCのトグルボタンを有効にする

WayVNCについて

WayVNCはWaylandベースのVNCサーバーです。

特徴

  • デフォルトで暗号化通信(TLS)が有効

  • ローカルユーザー認証がデフォルト

  • TigerVNC ViewerやRealVNC Viewer(0.7.0以降)で接続可能

設定ファイル

WayVNCの詳細設定は以下のファイルで行えます:

1~/.config/wayvnc/config

VNCクライアントしたい

1# Homebrewでインストール
2brew install tigervnc-viewer
3
4# vncviewerコマンドで接続
5vncviewer <raspi-ip>:5900

Raspberry PiにアクセスするためのVNCクライアントには TigerVNC Viewerが推奨されています。 TigerVNCはHomebrewでインストールできます。

警告

macOS標準のScreen Sharingアプリ(Finder.appから接続)は、WayVNCと互換性がありません

Screen SharingはRFB(RFBプロトコル)のレガシー形式のみの対応で、 WayVNCのTLS暗号化やRSA-AES認証に対応していません。 そのため、バージョンの不一致エラーが発生します。

どうしてもFinder.appから接続したい場合は、 Raspberry Pi側でX11モードに切り替える必要があります。

1sudo raspi-config
2# Advanced options → Wayland → X11 を選択
3# 再起動

ただし、セキュリティ上の理由からX11からWaylandへの移行が進められており、わざわざこの方法を使うことは推奨されていません。

SSH経由でセキュアに接続したい

ネットワーク経由でVNC接続する場合、セキュリティを強化するためSSHトンネリングの使用を推奨します。

1# SSH トンネルの確立(クライアントマシンで実行)
2ssh -L 5900:localhost:5900 <raspi-user>@<raspi-ip>
3
4# その後、VNCクライアントで localhost:5900 に接続

これにより、VNCトラフィックがSSHで暗号化されます。