仮想環境したい（venv）

// プロジェクトルートを作成する／移動する
$ mkdir -p path/to/your_project
$ cd path/to/your_project

// 仮想環境を作成する
$ python3 -m venv .venv

// 仮想環境を有効にする
$ source .venv/bin/activate
(.venv) $

// 仮想環境を無効にする
(.venv) $ deactivate
$

python3 -m venv .venvで仮想環境を作成できます。 venvパッケージは、Python3.3以降に付属する標準モジュールです。

仮想環境を利用することで、プロジェクトごとの依存関係を安全に管理できます。

注釈

venvは「ライブラリ」であり、コマンドではありません。 必ずpython3 -m venvの形でモジュールを呼び出す必要があります。

他ツールと比較したい

venvとその他の仮想環境パッケージとの比較を整理しました。

ツール名	基本コマンド	特長
venv	python3 -m venv .venv	Python3.3以降の標準で軽量なパッケージ
virtualenv	virtualenv venv	venvより柔軟性があり、Python2系でも利用できるパッケージ
pipenv	pipenv install	Pipfileを使用し、仮想環境と依存関係の管理を統合できるパッケージ
pyenv	pyenv install 3.11.4	複数のPython実行環境を管理できるパッケージ
pyenv-virtualenv	pyenv virtualenv 3.11.4 venv	pyenvを拡張子、実行環境ごとの仮想環境を作成できるパッケージ

Tip

venv はPythonの実行環境の切り替えはできません。 呼び出し時に python3.11 -m venv、 python3.12 -m venv、 と実行環境を切り替えるか、 pyenvなどと併用する必要があります。

最近では、これらの機能が統合された uvパッケージ を利用するのがオススメです。