作業ディレクトリしたい(WORKDIR)
1WORKDIR /app
WORKDIRで作業ディレクトリを変更できます。
Dockerfile内で実行されるコマンドの起点になります。
指定したディレクトリは自動で作成されます。
絶対パスで指定する
1FROM python:3.12-slim
2WORKDIR /app
3COPY requirements.txt .
4RUN pip install -r requirements.txt
5COPY . .
6CMD ["python", "main.py"]
/appや/work、/workspaceなどが一般的に使われます。
作業ディレクトリは基本的に絶対パスで指定します。
複数のWORKDIR指定があっても各ステージで独立した
作業ディレクトリが設定されます。
マウントポイント(VOLUME)とは別のディレクトリを使うことをオススメします。
相対パスで指定する
1WORKDIR /app
2WORKDIR subdir
3# 作業ディレクトリは /app/subdir になる
相対パスは親ディレクトリに依存します。
複数のWORKDIRを指定するとパスが連結されます。
コンテナ構築の過程で作業ディレクトリが意図せず変わる可能性があるので、
明確性を保つため、絶対パスの使用を推奨します。
避けるべきディレクトリ名
以下のディレクトリを WORKDIR として使用することは避けてください。
システムディレクトリ:
/(ルート)、/bin、/dev、/run、/sysなど理由:Linuxシステムの正常動作に必要なディレクトリを汚染する恐れ
ユーザーホームディレクトリ:
/root、/homeなど理由:権限やセキュリティの問題が生じる可能性がある
一時ディレクトリ:
/tmp、/var/tmpなど理由:コンテナ再起動時にファイルが削除される可能性がある
WORKDIRの影響範囲
WORKDIR を設定すると、その後の COPY、RUN、CMD、ENTRYPOINT、ADD など全てのコマンドがそのディレクトリで実行されます。
マルチステージビルドでも、各ステージで独立して WORKDIR を設定できます。