# 表紙したい(`\maketitle`) ```latex % 表紙の出力に必要な情報 \title{すごい文書} \author{すごい著者} \date{2022年8月1日} \begin{document} % 本文に表紙を出力 \maketitle \end{document} ``` `\maketitle`で表紙を出力できます。 表紙の情報はプリアンブルに設定します。 `\title`でタイトル、 `\author`で著者、 `\date`で日付を設定します。 :::{hint} 表紙のスタイルはドキュメントクラスで決まっています。 カスタムしたい場合は[titlepage環境](./latex-titlepage.md)を使うとよいです。 ::: ## タイトルしたい(`\title`) ```latex % プリアンブル \title{タイトル} ``` `\title`コマンドでタイトルを設定できます。 タイトルには数式なども使用できます。 ```latex % 長いタイトル \title{すごい長いタイトル \\ 本当に長いタイトルなのです} ``` タイトルが長い場合は`\\``で改行するとよいです。 ## 複数の著者名を表示したい(`\author`) ```latex % プリアンブル \author{著者} ``` `\author`コマンドで著者を設定できます。 ```latex % 複数の著者 \author{すごい著者 \and これまたすごい著者} ``` `\and`コマンドで、複数の著者を設定できます。 ## 作成日を表示したい(`\date`) ```latex % プリアンブル \date{日付} ``` `\date`コマンドで日付を設定できます。 ```latex \date{\today} ``` LaTeXファイルをコンパイルした日を自動挿入したい場合は`\today`を使います。 表示形式はドキュメントスタイル(欧文か和文か)によって変わります。 ## 所属を表示したい(`\thanks`) ```latex \author{ すごい著者 \thanks{こっちの大学} \and これまたすごい著者 \thanks{あっちの研究所} } ``` `\thanks`コマンドで著者ごとの所属を設定できます。 このコマンドは`\footnote`を利用しているため、所属は脚注に表示されます。 ```latex %% 脚注に表示される記号を数字に変更する \makeatletter \renewcommand{\@fnsymbol}[1]{\@arabic{#1}} \makeatother \author{ すごい著者 \thanks{こっちの大学} \and これまたすごい著者 \thanks{あっちの研究所} } ``` 脚注記号はデフォルトで(*、†、‡、など)となっていますが、 `@fnsymbol`を書き換えてアラビア数字(1、2、3、…)に変更できます。 :::{caution} `\@fnsymbol`はLaTeXの内部コマンドであるため、直接書き換えることは非推奨です。 脚注のカスタマイズは`footmisc`パッケージがあります。 :::