# キャプションしたい(`caption`) ```latex %% プリアンブル \usepackage{caption} \captionsetup{ format = hang, font = small, %% footnotesize / scriptsize labelfont = bf, singlelinecheck=false, width=0.95\linewidth, } %% 本文 \begin{figure} \centering \includegraphics[width=0.8\linewidth]{ファイル名} \caption[短いキャプション]{図のキャプション。デフォルトだと行幅いっぱいに表示される。} \end{figure} ``` `caption`パッケージで[図](./latex-figure.md)や[表](./latex-table.md)などのキャプションを設定できます。 このパッケージを使うことで、キャプションの外観や配置、スタイルを細かく制御できます。 `\caption[]{}`に設定した短いキャプションは`\listoffigures`や`\listoftables`に出力されます。 ページ全体の設定は`\captionsetup`コマンドを利用します。 詳しい使い方はパッケージのドキュメントを参照してください(`$ texdoc caption`) ## フォントしたい(`font`) ```latex \captionsetup{ font = small, labelfont = bf, % textfont = it, } ``` `font`オプションでフォントサイズを変更できます。 `labelfont`で図ラベル、 `textfont`でキャプション本体の書体を変更できます。 欧文ではキャプションを斜体(イタリック)にする場合もあるようですが、 和文の場合は斜体にしないほうがよいと思います。 ## 余白したい(`skip`) ```latex \captionsetup{ width = 0.95\linewidth, skip = 10pt, } ``` `width`オプションでキャプションの横幅を変更できます。 `skip`オプションで、図表とキャプションの間隔を変更できます。 :::{hint} LaTeXで幅を設定する場合、 ページ幅(`\textwidth`)もしくは、 親環境の幅(`\linewidth`)などを基準にできます。 図表のキャプションは、`figure`や`tabular`などの親環境の幅を基準にしたいため、 このサンプルでは`\linewidth`を使っています。 ::: ## 個別設定したい ```latex \usepackage{caption} \begin{figure} \centering \captionsetup{width=0.8\linewidth} \includegraphics[width=0.9\linewidth]{ファイル名} \caption[短いキャプション]{図のキャプション} \end{figure} ``` 図表のキャプションを個別にカスタマイズしたい場合は、 環境の中で`\captionsetup`します。