# コミットを打ち消したい(``git revert``) ```console // 直前のコミットを打ち消す $ git revert HEAD ``` ``git revert``でコミットを打ち消すことができます。 打ち消した作業がコミットログに残ります。 :::{hint} `git reset`と異なり、コミットログに変更を加えません。 共同作業時に安全にコミットを取り消すことができます。 ::: ## 特定のコミットを打ち消したい ```console // コミットIDを確認 $ git log --oneline // あるコミットを打ち消す $ git revert コミットID // 複数のコミットを打ち消す $ git revert コミットID1 コミットID2 // ある範囲のコミットを打ち消す $ git revert はじまりのコミットID..おわりのコミットID2 ``` コミットIDを指定して、そのコミットを打ち消すことができます。 打ち消されるのは、そのコミットの変更のみで、 それ以降に追加された変更はそのまま残ります。 複数のコミットIDや、コミットIDの範囲を指定して、 コミットを連続して打ち消すことができます。 :::{note} ``HEAD~4``(5つ前のコミット)のように、何個か前のコミットの相対値を指定して打ち消すこともできます。 しかし、このような場合はコミットIDを指定するほうが早い&確実だと思います。 :::