# ソースコードを準備する 最新版のソースコードを[Geant4公式サイト](https://geant4.web.cern.ch/download/)で確認し、ダウンロードします。 特定のバージョンが必要な場合は、 [過去のリリース一覧](https://geant4.web.cern.ch/download/all)や、 [CERNのGitLab](https://gitlab.cern.ch/geant4/geant4/-/releases)、 [GitHub](https://github.com/Geant4/geant4/releases)、 からダウンロードできます。 ## ダウンロードする(`wget`) ```console $ cd ~/geant4/ // ダウンロードする (~/geant4/) $ wget https://gitlab.cern.ch/geant4/geant4/-/archive/v11.X.Y/geant4-v11.X.Y.zip ``` [wgetコマンド](../command/command-wget.md)でソースコードをダウンロードします。 `~/geant4/`で作業します。 ソースコードは`.zip`、`.tar.gz`、`.tar.bz2`、`.tar`の4種類の形式で用意されています。 お好みの形式をダウンロードしてください。 僕は`.zip`形式を選択しました。 :::{note} ブラウザを使ってダウンロードした場合は、通常`~/Downloads/`に保存されます。 `mv`コマンド、もしくはファインダーを使ってドラッグ&ドロップして、 作業用ディレクトリ(`~/geant4/`)に移動させてください。 ```console // ブラウザからダウンロードしたGeant4一式を移動する (~/geant4/) $ mv ~/Downloads/geant4-v11.X.Y.zip . ``` ::: ## 展開する(`unzip`) ```console // 展開する (~/geant4/) $ unzip geant4-v11.X.Y.zip (~/geant4/) $ ls -1 geant4-v11.X.Y.zip geant4-v11.X.Y/ ``` `unzip`コマンドでZIP形式のファイルを展開します。 ## リネームする(`mv`) ```console // アーカイブに移動する (~/geant4/) $ mv geant4-v11.X.Y.zip archives/ // リネームする (~/geant4/) $ mv geant4-v11.X.Y v11.X.Y/source ``` ダウンロードしたZIP形式のファイルは`~/geant4/archives/`に移動し、 展開したソース一式(=ディレクトリ)は`~/geant4/v11.X.Y/source`にリネームします。 :::{note} Geant4のソースコードはウェブ上にあるため、 パソコンのディスク容量が節約したい場合、アーカイブを手元に残す必要はありません。 ::: ## ディレクトリ構成 ```console $ tree ~/geant4 -L 1 geant4/ ├── archives/ │   ├── geant4-v11.2.1.zip // ダウンロードしたファイル ├── v11.2.1/ │   ├── source/ // 展開したソースコード一式 ``` このようなディレクトリ構成になっていたら、次に進んでください。