# EventManagerしたい(``G4EventManager``) ```cpp auto em = G4EventManager::GetEventManager(); const G4Event *event = em->GetConstCurrentEvent(); ``` `G4EventManager`は、イベント処理全体を統括する中核的な管理クラスです。 各イベントの初期化、一次粒子の入射、トラッキング、ステッピング、ヒットの記録など、 1イベント分の処理フローを統合的に制御します。 このクラスは事実上のシングルトンとして設計されており、 `RunAction`や`TrackingAction`など、どのユーザーアクションクラスからでも、 `G4EventManager::GetEventManager()`を通じてアクセスできます。 ## イベント イベント(`G4Event`)は、素粒子反応事象の基本単位です。 1回のランの中で、複数のイベント(=素粒子反応)が発生します。 1イベントごとに、入射した粒子の情報(粒子の種類、位置、方向、エネルギー)や、 生成された粒子ごとの飛跡情報(`G4Track`)を管理できます。 ## リファレンス - [G4Event](https://geant4.kek.jp/Reference/11.2.0/classG4EventManager.html)